
東京・秋葉原の無差別殺傷事件で殺人罪などに問われた加藤智大被告(27)の
公判で初めて被告人質問が行われ、加藤被告は事件を起こした理由を「使っていた
インターネットの掲示板で嫌がらせをしてきた人たちに、事件を起こすことで本当
に嫌がっているということを伝えたかった」などと動機を述べた。
加藤被告は掲示板を「建て前の現実社会と違い、本音でものを言い合える場所で、
他にかけがえのないものだった」と重要性を強調。事件前に「私のふりをして書き
込むなどの荒らし行為をされた。自分が大切にしていた(ネットでの)人間関係を
乗っ取られ、奪われた」などと振り返った。
その上で「嫌がらせを止めて欲しかったということを、事件を起こし報道を通じて
知ってもらおうと思った」などと述べた。
初公判で弁護側は「掲示板サイトは、彼の生活の重要な一部。どのように掲示板を
利用していたのか、どういう存在だったのかを解明しなければ、動機を明らかにす
ることはできない」と指摘している。
普通の人間からすれば、理解しがたい犯行動機。
この男、ネットに実名で投稿していたのか? 仮に実名で投稿していたとして、
その名前からネット住人がすぐに気がつくのか、仮に気がついたとして、嫌がらせ
をやめようと思うのか?
有り得ない。そういう考えをしたのだとしたら、幼稚としか言いようが無い。
そして、そのレベルの動機、自己保身であのような大事件を引き起こすのなら、
断罪すべきである。あまりに身勝手すぎて同情の余地ははない。
弁護士が何を持って、ネットでの被告の生活が重要としているのか理解しがたい。
ネットでの生活が重要だから、それを破壊されたら、まるで、罪を犯したことが、
少しは軽減されるような発言である。
動機の解明は必要かも知れないが、だからといって、この理由でくれぐれも被告の
罪を軽くすべきという論理展開はやめてほしい。
まさか、弁護士の入れ知恵で被告がこのようなことを言っているとは思いたくない
が、ネットでの被告の生活が重要なら、被害者は実生活で被告以上に重要な生活を
送っていた。被告はたかがネットの空想世界である。
実生活のほうがはるかに重要である。それを破壊した罪は被告の生活が破壊された
からといって、決して軽減されない。
世間常識から外れた弁護士脳での弁護はやめてほしいと強く思う。
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